実録【MLMから我が子を守る!】娘がマルチ商法に高額ローンを組まされそうになった話

マルチ商法 育児・子育て

実録【MLMから我が子を守る!】娘がマルチ商法に高額ローンを組まされそうになった話

自宅ネイルサロンでネイリストをしているゆかえるです。

近年、若い世代に蔓延しているMLM。

私と同じ世代には、ネットワークビジネスまたはマルチ商法と言った方がなじみが深いと思います。

 

実は1年ほど前、娘が某マルチの某化粧品メーカーと関わるという

由々しき事態が起きました。

そのときの恐ろしい体験談を綴ってみたいと思います。

ゆかえる
ゆかえる

お子さんを持つ全ての人に知ってほしい事実です!

スポンサーリンク

娘がマルチに関わったと知る

悪魔

マルチ商法は私たちが思っているよりも、ずっと身近に潜んでいます

例えば私の娘の場合は

【同級生のお姉さん】がマルチの仕事をしていたことから、繋がりができてしまいました。

 

母である私がそのことを知るキッカケとなったのは

「友達がメイクの勉強をしているから、そのモデルをしている」

と、娘から聞き

他の家族にもその話を共有したところ……

 

大丈夫か?

何か買わされてるんじゃないのか?

と、父が発した一言でした。

何か買わされてる?本人に確認をとる

父の言葉に半信半疑ながらも、娘本人に確認を取ってみることにしました。

このとき父のように「何か買わされてるんじゃないの?」などといきなり否定的な質問をしてしまうのは最大のタブーです。

あくまで「どんな感じ?」という風に聞き取ります。

子どもとの会話は取り調べではありません!

 

以下、娘との実際の会話です。

ゆかえる
ゆかえる

メイクの練習台って、美容の専門学校とかに行ってる子なの?

ううん。なんか今度メイクの試験があるんだって。

その練習に付き合ってくれって頼まれて。

ゆかえる
ゆかえる

学校じゃないの?

じゃあ仕事でってことか。美容部員とか?

たぶんそんな感じ。友達のお姉さんの会社で試験があるんだって。

ゆかえる
ゆかえる

え?お姉さんと同じ会社に入るってこと?試験に実技があるんだ?変わってるね。

よく分からんけど。

ゆかえる
ゆかえる

へぇ…。何か、エステとか化粧品とか売ってる会社?

そう、化粧品の会社。エステは知らんけど

ゆかえる
ゆかえる

なるほどねー、じゃあそこの商品を使ってメイクするわけだ。

そう。化粧水とかも売ってる。

ゆかえる
ゆかえる

ふーん、どこで売ってるの?(ココでやっと核心を突きます)

お店では売ってない。お姉さんから直接買う。

ゆかえる
ゆかえる

ほぉ!アンタもそこの使ってるの?

うん、化粧水とクリームだけだけど…

はい、真っ黒!!

 

会話を見てもらうと分かると思いますが、じわじわと情報を聞き出すのが大切です。

マルチは顧客の心の隙間にスルッと入り込んでいるので

若い世代相手に、頭ごなしに怒り口調で問いただしてはいけません!

その時点で大抵の若者は「私のやることにケチをつけている」と、心を閉ざしてしまいます。

面倒と感じるかもしれませんが、ここはぜひ丁寧に聞き取りしてくださいね!

 

この会話の後、思わず

ゆかえる
ゆかえる

マルチ商法じゃない?メイクの練習にかこつけて、高いもの買わされてるんじゃないの?

などと本音を口走ってしまい、あからさまにムッとした娘から

そんな人じゃない!信頼してる人だから!!

と言われてしまいました……

本当にマルチは人の懐に入るのが上手いので油断なりません。

 

この段階では、ただ単に商品を購入しているだけなので

心配ではありましたが「あまり高いものは簡単に買わないようにね」と念を押すだけに止めました。

ですが事件は起きます……

スポンサーリンク

年間契約で高額ローンを組まされそうに!

基礎化粧品

その後しばらくは警戒しながらも、娘の様子を伺っていました。

仕事が終わった後にそのお友達の家に寄り、たまに商品を購入してくる程度。

ですがその間も

 

ゆかえる
ゆかえる

そこそこ高い商品なのに届けてくれないんだー。今どきめんどくさいんだね~

などと、『それ、普通とちょっと違いますよ』というニュアンスで

娘が自分から疑問を持ってくれるよう、ちびりちびりと働きかけていました。

未成年にローンを組ませようとするクソメーカー

ある日、仕事帰りにそのお宅に寄ったあと帰宅した娘が

とんでもない事を言い出したのです。

 

化粧品の契約でローン組みたいから、電話が来たら「いいよ」って言ってほしいんだけど。

ゆかえる
ゆかえる

は?

このとき一瞬思考が止まりました(笑)

なんと化粧品の年間契約で

20万円近いローンを組む話を持ってきたのです!!

契約書も書いてきたとのこと!

 

幸い、この当時娘はまだ未成年だったので

親の許可が必要ということで私に話してくれたのですが、親としてこんな高額なローンを許すわけにはいきません!

ここから私の脳内はフル回転していきます(笑)

 

ここでも、いきなりダメ!と、頭ごなしに言ってしまうと逆効果になりかねません

とにかく冷静になりましょう。

ゆかえる
ゆかえる

そんなに高いの?セット内容はちゃんと聞いた?

まずは年間20万円という高額に、納得できるものなのか?

という現実的なところから話していきました。

すると娘の話はこうです↓

基礎化粧品のセットだけど……

良いものだから高いのは仕方ないんじゃない?

完全に洗脳されているという風に感じますね。

これはいかん!と思った私はここぞとばかりに畳みかけました

 

・母である私は40代なのに【ちふれ化粧品】で肌のキレイを保てている。
・20万円という金額は、かなり良いスペックのパソコンが買えるほどの値段。
・化粧品は合わなくなる時期が来る上に、他の化粧品を選ぶ楽しみが無くなる。
・未成年に20万円もの高額ローンを組ませようとする人を、あなたがどんなに信用していても私は信用しない。
・以上の理由で、今まで通りの購入なら口出ししないがローンは許可できない。

この内容を、先方から確認の電話が来るまでの時間で話しました。

 

これを聞いて、娘もなるほどと大きくうなずいていたのは【20万円という金額は、かなり良いスペックのパソコンが買えるほどの値段】のところでした。

本人が興味のある具体的な対象物を上げたことで、ストンと腑に落ちた様子が見て取れたのです。

 

あとはやはり、強く伝えたこの部分

【未成年に20万円もの高額ローンを組ませようとする人を、あなたがどんなに信用していても私は信用しない。】

この部分を冷静に、心を込めて伝えました。

スポンサーリンク

ローンの確認でかかってきた電話の対応

そして、娘の意思を最終確認です。

ゆかえる
ゆかえる

ってことだから、電話が来たらお断りするね。

あなたがどうしても買いたいとか、そのお友達と関係が悪くなるのが嫌だとかある?

うん……。お姉さんには連絡しとく。

断っていいよ。

と、娘が断ることに同意してくれたので

かかってきた電話に契約不成立を伝えました。

「お姉さん」と聞いていたので、てっきり女性から電話が来ると思っていたのですが相手は男性で

ゆかえる
ゆかえる

まだ未成年ですし、そんな高額なローンは親として許しません。ですので許可はできませんから契約はしないでください。

そう伝えると、最初は丁寧だった男性はあからさまに不機嫌になりました。

は?

ゆかえる
ゆかえる

ですから、親の私は許可できませんので。契約は無しでお願いします。

 

はぁ、えー…、そうですか…

ちょっと担当者に確認とるんで、また連絡します

このあたりの対応を見聞きすると、あぁ、マルチだなと思ってしまいますね。

再度かかってきた電話を取ると

担当者に確認とれたので、今回は取引無しということで。では。

そう言うとブツッと切られました(笑)

通常、お客様にかけた電話はお客様が切るまで切らないのがマナーですが

ご機嫌斜めになってしまったのかぶつ切り。

こういった小さなことで、印象はどんどん悪くなりますね

ゆかえる
ゆかえる

つーか年間20万円の化粧品てどんなだよッッ!!(大声)

その後

この一件から

娘はメイクの練習台としても、お友達の家には行かなくなりました。

やんわり聞いてみると

頼まれなくなったから。

とのこと……。

仲が険悪になってしまったのかと心配したのですが、どうやらそこまで仲が良い友達ではなかったようです。

化粧品も数か月後覗いてみると、いつの間にか【ちふれ】になっていました(笑)

転職もしたことから、どうやら縁が切れたようです。

 

これを機に、マルチの商品を売り込まれたとき冷静に考えてほしい事と

どう断ればいいかを娘にそっと伝えておきました。

もちろん電話をよこした男性の態度もです(笑)

  • ”高いけどモノは良い”は常套句なのでスルーする。
  • 「お金が無い」ではなく、「コレに払うお金は無い」と断る。
  • 知らないメーカーより、大手メーカーの物がいいと言い切る。
  • やりません。いりません。をハッキリ言う。
  • マルチ商法は嫌い。と言い切る。
  • これ以上勧誘するなら帰る、と言って立ち去る。

 

私も昔、友人に頼まれて某メーカーの補正下着の営業所?に着いていった事がありますが

売る側が「そんな事じゃずっと変われないよ!!」と、お客側に説教しているのを目の当たりにしました。

お客様に説教するなんて……

本当にイカレた商売です。(個人の意見です)

 

あなたのお子さんは大丈夫ですか?

まずは話を聞き受け止めて、それから具体的な意見や客観的に事実を伝えてあげてください。

今回の事で実感したのは

否定するより前に、しっかり話を聞くことが何より大切だということでした。

経験の浅い若者を、なんとか社会的な危険から守ってあげたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました