DIY女子|歩くと凹む【ベコベコ床】を自分で補修!古い家のフローリングDIYに挑戦してみた!
自宅ネイルサロンでネイリストをしているゆかえるです。
実はこの自宅ネイルサロンを開業した当時から、ネイル部屋として使用している部屋について
気になって気になって仕方なかったことがありました。
それが……
歩くと凹む床!!!
床板が劣化していて、歩くとこのあり様……。
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
開業当時はそこまで広範囲じゃなかったのに、あちこちベコベコしてきてめっちゃストレス…
![かえる氏](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/kaelicon.210.jpg)
開業の時はクッションフロア敷いたんだよね?
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
もはやそれではカバーできなくなってしまったのだよ(泣)
そんなわけで
思い切ってフローリングの重ね張りをすることにしました!
床の状態確認と必要な工具
人生で初めての大掛かりなDIYの挑戦ということもあり
必要な工具ややり方など、徹底的に調べました。
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
なんせお客様に入ってもらう部屋の床だからね!
床・床下の状態を確認する
ここは一番大切なのですが
『フローリングの下の基礎や根太(ねだ)が傷んでいない』
というのは、自分で張替えを行う際の最重要ポイントです。
フローリング材は古い床材の上からこの根太に釘やフローリングネジで固定していくので、根太まで傷んでいると重ね張り自体ができないからです。
ここで基礎や根太に傷みがある場合は、本職の大工さんに依頼するのが賢明ですね。
![かえる氏](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/kaelicon.210.jpg)
床下なんて見えないのに、どうやって確認するの?
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
根太ってのはだいたい一尺(約30センチ)間隔で床下に張られてるから、ベコッと凹むところがその範囲以内ならたぶん大丈夫かな。
大きな範囲で凹む場合は根太もダメになってるらしいよ。
ゆかえるの場合は、たまたま別件で大工さんが部屋に入ったとき
「フローリングを修理する場合どれくらいの費用がかかりますか?」
と聞くことができました。
その際
![](https://yukaelblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
うーん(床を踏み踏みしながら)これだと、この上から重ねて貼っちゃうから……、8畳ぐらいだね?一日で終わらせちゃうから、ざっとだけど10~12万ぐらいかな?
という風に、基礎や根太に不安は無いとお墨付きをもらえたのでラッキーでした。
ちなみに大工さんの日当は平均で4.5万円なので
自分でやれればその分時間はかかるものの、半分の費用でできるというわけですね。
コロナの影響でお客様が激減していたこともあり、時間はたっぷりあったので
「時間がもったいない」という感覚は皆無でした。
必要な材料の準備
まずはなにはともあれ
まずは材料です。
- 床材
- フローリングビス
- フローリング用接着剤
- ヤスリ
- 巾木(はばき)
- 木工用ボンド
- 見切り材(プラスチック製)
- 両面テープ(見切り材用)
私が実際に購入した床材はこちら。
かなりお値打ちですね!
![]() |
価格:11,055円 |
ネイル部屋として使用している床なので
ネイルチェアやワゴンのキャスターで傷が付きにくいものを選びました。
表面ツヤっツヤ!!
イマイチツヤ感が伝わらない写真で申し訳ないのですが(笑)
フローリング材は1束につき1坪分(約2畳)。
ネイル部屋の広さは約7.5畳の広さなので、4束を購入しました。
![かえる氏](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/kaelicon.210.jpg)
つーか1束25kgでしょ?
よく持てたね?
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
舐めんなよ!
見た目通りパワフルだから(笑)
女性の場合は一人ではなかなか無理な重さなので、できれば男手を用意しておくのが賢明です。
古い床の劣化が表面のみならば、厚さは4.5ミリでも良いのですが
今回は凹む床の補修なので、厚みは重要!ということで一番厚い12ミリのものを選択。
メーカーの施工例ページも熟読した上で、フローリング専用の接着剤とフローリングビスも購入します。
もとの床にあるサッシなどの影響で、ビスは必ずしも根太に打てるわけではないので
短めのもの(2センチほど)も購入しておきましょう。
※後ほど紹介する動画で使用している接着剤は、容器が硬いタイプのもので【コーキングガン】という道具も必要になってきます。
![]() |
【パテ・コーキング用品】CAPTAIN TOOL液だれ防止機能付 コーキングガン【562】 価格:1,001円 |
なので私は柔らかい容器の、手で絞り出せるタイプの接着剤を選びました。
ホームセンターの接着剤ブースで購入できます。
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ボンド 床職人 アルミパック【KU928C-X アルミパック入り 600ml】 価格:940円 |
必要な工具の準備
次に、施工に必要な工具です。
ゆかえるは本格的なDIY工具は持っていないので、どれもこれもミニマム(笑)
- 電動ドリル
- ノコギリ
- 玄翁(トンカチ)
- ノミ
- 差し金(L字の定規)
- 厚みのある木材
- ガーデン用手袋
- 掃除機
電動ドリルはホームセンターの独自ブランドもので小型なので
トルクが弱いのが難点ですね。
ノコギリは庭木の剪定用に購入しておいたものを使用しましたが、これは電動ノコギリなら半分以下の時間で終わりそうですね。
玄翁もノミもリーズナブルなものを購入しました。
フローリング重ね張り施工手順
私が参考にしたのはコチラの動画
とても分かりやすく、見やすく紹介してくれています!
使用する床材、もともとの床の材質なども似ていて
かなり参考になりました。
実際に施工していく
床下を通っている根太に対して、垂直にフローリング材を置いていきます。
最終列が極端に小さな床材にならないように、バランスよく配置していかなければならないので
大体の配置を最初に割り振っておいた方が良いです。
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
上の動画では根太の位置は墨ツボを使って印を付けていますが、私はマジックでマーキングしました。
![かえる氏](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/kaelicon.210.jpg)
まぁ1回こっきりだし、必要ないよね。
いよいよ床材を張っていくわけですが
その前に……
出入り口や窓際など、板の断面が丸見えになってしまうところには見切り材を取り付けるわけですが
この見切り材の下側は床材を張る前に、両面テープであらかじめ貼っておきます。
これが済んだらいざ!
いよいよ床材を張っていきます。
上の動画でも言っていますが
1列目はとっても重要です!!
ゆかえるはこの1列目を思いっ切り失敗しました(笑)
遠目では分かりにくいですが……
2列目に近寄って見ると、こんなに隙間が空いてしまいました(泣)
ピントが溝に合わなかったのでボールペン添えです(笑)
1列目と2列目のゆがみを3列目で修正したので、それ以降は大きな溝はできていません。
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
ここ、気を付けないとずっと気にすることになりますよ……
![かえる氏](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/kaelicon.210.jpg)
気にしてるんだ(笑)
ポイント1・ビスの打ち方
上記で紹介した動画や他のブログでは
”ビスを斜めに打つ”と説明されていますが、これはなかなか素人には難しいです。
根太に上手く打てるかわかりませんし、失敗すると次の床材がうまくハマらなくなってしまいます。
ですので私は垂直に打つのをおすすめします!
あと、業務用の電動ドリルをお持ちの方には関係ないのですが
私のように小さい電動ドリルしか持っていない方は、直接ビスを打ち込むパワーが足りないので
誘導のためのビス穴を開けてから打ち込んでください。
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
使用するビスよりも細いドリルを使ってくださいね!
ポイント2・床材の上に乗って作業
1列目もそうなのですが
床材の雄さねを雌さねにはめ込んで、隙間をなくす作業の時に
必ず自身が床材の上に乗った状態で行い、ビスを打っていってください。
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
プロの方は必ず床材の上に乗って板を留めていくそうです。
実際に床材を見てみると分かるのですが、梱包を解くと若干反っているんですね
恐らく、床材が浮いてしまったりズレてしまうのを自重によって防いでいると思われます。
大工さんにとっては常識とのことなので必ず実践しましょうね!
難所をこなしていく
1列目をこなせば、その後はどんどん張り進めていきます。
ここで2つ目の試練
出入り口の淵の凹凸部分がやってきました。
1列目とは違い、素人にとってここはなかなかの難所です。
ノミを使って実際の寸法よりも少し広めに床材を削るのですが…
さねに差し込みながら、かつ溝を嵌めなければいけないので
写真のように引っ掛かる部分を斜めに削っていきます。
私の場合はノミで溝を削った後、ノコギリで斜めにカットしました。
自分のやりやすい方法でやってみてください。
この難所を超えると、ついに最後の難関
ラスボスがやってきます!
そう。
最・終・列!!
ココです。
一見簡単に見えますが
2面のさねをはめながらも、この柱の凸部分に合わせて板をはめ込まなければなりません。
壁との隙間が大き目に開いてしまうことを覚悟で
巾木からはみ出ないギリギリで実寸より狭く床材をカットします。
先ほどの”斜めカット”も駆使しながら根性ではめ込みました!!
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
今回のDIYで、最後の板のはめ込みが一番時間がかかりました……
![かえる氏](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/kaelicon.210.jpg)
終わった後しばらくぐったりしてたもんね(笑)
仕上げ作業
床材を全て張り終わったら
壁側の巾木、出入り口と窓際の見切り材を取り付けていきます。
巾木を取り付ける
まずは巾木。
寸法を測ってカットしたら、木工用ボンドと両面テープで接着していきます。
両面テープはボンドの補助として使ってください。
巾木をキレイに取り付けたい場合は
紹介した動画のように斜めにカットしなければいけないのですが
これはガイドが無いと無理なので、私は断面を塗装することにしました。
左側の黒くなっている部分に、ダークブラウンの室内用ニスを塗っています。
ニスはSeriaで購入できます。
断面を塗装し、十分乾かしてから貼っていきます。
木工用ボンドが乾くまでは、体重計や棚などで巾木が剝がれてしまわないように固定しておいてください。
見切り材を取り付ける
お次は見切り材です。
床材を張る前に取り付けておいた見切り材のベースの溝に
カバーをはめ込んでいきます。
出入り口になる箇所には、段差をカバーするため
なだらかになっている見切り材を使用。
これで段差があってもつまづくことが無はありませんので
違和感なく生活できます♪
これがあるだけでかなり違うので、手間を惜しまずに取り付けすることを強くお勧めします。
![](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2021/01/2614830_m-1-1-1-160x90.jpg)
素人のフローリングDIYまとめ
生まれて初めての大掛かりなDIY…
実際に始める前は本当に不安で、床材も高額になるということもあり
なかなか踏み切れませんでした。
『電動ノコギリが無いと難しいのではないか?』
『女独りでできるものなのか?』
ところが今回、調べれば調べるほど出来るような気がしてきたのは
先人たちの動画やブログのおかげです。
結果としてはーーー
床が凹むというかなりのストレスから解放され、十分な成果を得られたうえに
時間はかかったものの費用も約半分に納めることができました。
そしてえもいわれぬ達成感……っ!!!
![ゆかえる](https://yukaelblog.com/wp-content/uploads/2019/03/yukael.icon210.jpg)
こればかりは実際やってみないと得られない感覚!!
疲れたけど、すごく楽しかった!
お客様からもかなり褒めてもらえました(笑)
失敗覚悟でやってみて本当に良かったです。
少しでもこれからトライする皆さんの参考になればと思います!
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