『片づけなさい!』
どんな人でも、一度は親に言われたことがあるのではないでしょうか?
この言葉を言われた私が小学生の頃の反応はと言えば…
周辺に散らばっているおもちゃを、とりあえずおもちゃ箱にぶち込む
という、およそ片づけとは言えないものでした(笑)
私がいま子供に伝えるべきだと思う片付け法は以下の3つ。
- 衣服のたたみ方
- モノを置く場所の特定
- 結局は本人の意思
娘が成人間近となったいま、3番目の項目は非常に重くのしかかっています…

小さい頃から教えられていれば…
もともとモノに溢れた家でずっと暮らしていると、どうしても手の届く範囲に必要なものを置きたくなります
いちいち席を立ってモノを取りに行く行為が無駄なように思えるのですね
ですがこれは一番良くない思い込みと習慣で、むしろすぐに部屋が散らかる原因でもあります
ですので、今まさに子育て真っ最中のお母さんは
正しい片づけ方法をお子さんに伝えていくことをお勧めします。
見ているだけでは覚えられない、覚える気の無い子供もいるのです
私の様に(笑)
片づけ方を覚えて教える
我が家の片づけ下手は必然と言えば必然で
『片づけなさい!』と言っている母本人が、片付けの何たるかを全く知らなかったため
子供に教えることができなかったのですね。
物価が高くてなかなか物が手に入らなかった祖父母の時代とは異なり、父母の団塊世代では『安くて良いもの』もたくさん出回っていました

どんどんモノが溢れてくる家を見て、おばぁちゃんがぼやいてたんだよね…

祖母)なんでこんなに片づけられない娘になっちゃったのかね…。嫁に行く前はちゃんとしてたはずなのに…

なかなか手厳しいね(笑)
私を含めて子供は三人。
我が家は自営業もしていたので、母は一日の内で仕事していない日はありませんでした。
加えて休みの日は一日中父が家にいるため、掃除に割く時間が極端に少なかったのだと思います
当然”昭和の男”である父は家事は一切しないヤドロク。
今思うと究極のワンオペ育児をしていた母は、忍耐の人だなと思います
おかげで38歳のときに胃癌になってしまいましたが、それはまた別の記事で。
つまり、まずは私自身がちゃんとした片づけ方法を学ぶ必要があったのですね
子供の頃から教えておいて、大きくなるにつれ自然にできるようになれば
お母さんの負担も減っていくというものですし、子供のプライバシーも守れるのではないかと思います
しかしながら、本人が覚える気の無い事をこんこんと教えても暖簾に腕押し糠に釘…
現在娘には良いところを褒めていく手法で教えています。
『片づけなさい』というザックリした指示の出し方ではなく、『たたんで』『引き出しにしまって』『ここに置いて』と具体的に。
先は長いです…
子供の頃に知りたかった片付け法
私自身も長い間そうだったのですが、娘に『少し片付けなさい』と言うと、あらゆる個所に散らばったモノを
”ごっそり角に寄せる”
という荒手に出ます(笑)
- モノを一か所にまとめる
- 見えないところに隠す
- とりあえず引き出しにぶち込む

これを片付けとは言えませんね。私自身も30年以上これをしてきたと思うと恥ずかしくて燃えそうですよ…

昔は自分の家でゴミ燃やすこともできてたもんね(笑)

発火能力は無いから。そういや昔は学校にも焼却炉あったもんね、懐かしい!
その現実を目の当たりにし、やはり『片付けは教えてあげないといけないんだな』と切実に思いました
私が正しい片づけを知っていれば、娘も今ごろは自然とできるようになっていたかもしれないと思うと胸が痛いです
日々の生活の中で、自然に子供に教えてあげられているお母さんは偉大です。凄い!

尊敬します!
衣類のたたみ方
これは近藤麻理恵さんの本から学び、娘にはそのまま教えたのですが
これを教えておくだけでかなり身の回りがスッキリしました

ウチの娘はこのたたみ方を教える前、服を丸めて引き出しに突っ込んでいました…(恥)当然はみ出る衣類…

ワイルドだね(笑)

オブラートに包んでくれてありがとうよ。これはガサツって言うんだ…
小さいお子さんに教える場合は
お手伝いができ始める頃からこのたたみ方をマスターさせれば、必然的に衣服の収納方法も理解できるので非常におすすめです!
こんまりさんの書籍にはマンガ版もあるので、お子さんと一緒に読んでみましょう♪
一目でどこに何があるか分かるたたみ方と収納方法が分かります
![]() |
価格:1,296円 |
自分の事は自分でできるようにすることは、最低限の親の役目だなと実感しております

せっかく片づけてもすぐ汚される…

ゆかえるのお母さんも同じこと思ってただろうね(笑)

返す言葉もございません…
モノを置く場所の特定
先にも述べたように
手の届くところに何でもかんでも置こうとする事は、モノが散らかる原因となります
ひとつひとつのモノに対して”いつもの場所”を作ってあげれば、自然とそこに使用したものを戻せるようになります。
これはお子さんが小さければ『○○のお家を決めてあげようね』というように、モノを擬人化することですんなり受け入れてくれる場合が多いので試してみてください

子供が大きくなると、利便性を伝えないと実践してくれないから教えるのが難しいと感じます

『毎日使うものなのに、なんでわざわざしまうの?』とか言うよね(笑)

私も時間の無駄って思ってたからね(笑)でも実際はそのせいで欲しい時に欲しいものが見つからなかったりするから、そっちの方が時間の無駄なんだよね
片づいていない家が大片づけを実践すると、歯ブラシや爪切りが大量に出てくるというのはあるあるネタですね(笑)
目に見えていない部分を『無かったことに』してしまうのです
これは時間もさることながら、お金も無駄にしていることを子供には教えてあげるべきですし
私自身が教えてほしかった事でもあります。
とても多くの時間を無駄にしていたということですものね
結局は本人の意思が重要
子供が思春期になってしまうと、親に対する素直さを失ってしまうため
片づけや掃除を教えるのは至難の業です
学校での清掃は”余計なものが無い”状態なので、家の中での掃除や片づけのやり方習得にはあまり効果はありません

これは実体験だね。
学校での清掃はまじめにやっていた私の娘も、まったく身になっておりません(笑)
”キレイな環境が必要だ”と思えるように誘導するのも、大人の役割なんですね
これは余談ですが、娘が不登校で学校へ行っていなかったときに
とにかく体を動かさせないといけないと思い、家の掃除をしてもらっていました。
もちろんやり方はちゃんとレクチャーしてからですが、私が思っていたよりも綺麗にしてくれたので驚くとともにめちゃくちゃ褒めました
掃除は達成感がありますし、褒めることで自己肯定感が育つのでおすすめです
教えるときにコミュニケーションも取れて一石二鳥!
分別で頭を悩ませないために
家庭ゴミが有料になったり分別が必要になったりと
『片づけ』しにくくなる時代の変化。
それなのに昭和の『もったいない』精神だけはそのままに、モノが溢れかえり過去に購入した物の存在を忘れてしまうという悪循環…

これこそがゴミ屋敷の実態だと思うのよね

買いやすく、捨てにくい、だね。

正直今はペットボトルとかなるべく買わないもんね、マイボトル最高!忘れなければ(笑)
とはいえ、娘はガンガンペットボトルを購入するのであまり変わらないのですが(笑)
処分方法にしても
- ラベルを剥がす
- キャップを取る
- 水洗いして乾かす
- 潰す
など、私が教えるまで娘はこの工程を知りませんでした(笑)
”自分が知っているから相手も知っている”と思うのは慢心ですね、反省です。
娘の部屋や自分の過去の部屋を思い出すと、”ゴミ箱に捨てられないもの”が部屋に溜まっている現象がありました。
片づけの敵になるのは『面倒』という感情なので、ここをどうやって払しょくするかがカギになってくるのですが
私がやっている対策は
- まずは一か所にまとめて置いてもらうように誘導
- 娘が部屋にいるときに声をかけて私が処分
- 『やってもらった』感を行動で煽る
3番目は『片づけてあげるから!』など言葉で言ったり、嫌な態度は厳禁です!

ペットボトル片づけるから空のやつちょうだい
自然な感じでこう声をかけると…

んー…
と、気の無い返事をしながらも(笑)手伝いモードに入ってくれます
自発的にやってくれるように誘導するのはとても効果的ですよ♪
片づけ方を知らない子供への伝え方については、今後も実践し加筆していこうと思っています
自分も一緒に成長できると思うと楽しみですね(^^)
コメント