家中が物に溢れて 歩くこともままならない…
以前の我が家はこうでした。
物があふれて【片づけ】ができていないため整理もできず、日々の掃除も行き届きません。
家族五人で長年住んでいた築三十年以上の我が家は
とんでもない量の”モノ”で溢れておりました。
各部屋には収納しきれずに、廊下にまで物を置いてしまい通路すら塞がれつつあった当時。
何をするにもモノが邪魔をし、何をやってもストレスが溜まる。
父は常にイライラし、母は掃除の意欲をなくし悪循環。
そんな全てにおいての”負の連鎖”を断ち切ってくれたのが【ある片づけ法】です。
このブログを読んで『片付いていない』という事が、どれほどの時間を無駄にするかを知るキッカケになることを祈っています。
生活を好転させる”片付け法”とは
『物を捨てる』という行為に対して抵抗があるのは、昭和世代に限ったことではありません。
この場合の”片付け”とはただ捨てるのではなく、身の回りにある余計なものを処分する行為です。
髪が伸びれば切るように、鼻をかんだティッシュを捨てるように、自然に片づけができるようになるための大切なステップだととらえましょう。
これは家や部屋のみに限った事ではなく、自分に不要な環境・ひいては人間関係にいたるまで、さまざまなシーンで役に立つ習慣です。
ぜひ身に付けて、過ごしやすい環境を手に入れてください。
持っているモノの大量処分のキッカケ
私が持っているモノの大量処分をしようと思い立ったきっかけは、ネイリストになるための勉強用にデスクの購入を考えた時です。
ネイルのデスクは施術相手と向かい合うので、通常のパソコンデスクなどでは支障があるため必要不可欠でした。
ところが…
物が多すぎてネイルデスクが置けない…っ!!
当時はモノが多すぎて、収納しきれなくなるとすぐに『三段ボックス』を買ってその場しのぎの片づけを繰り返していました。
おかげで家の中は三段ボックスとクリアボックスの巣窟に(笑)
そこそこの大きさのネイルデスクを置き、なおかつ快適に使用するために私は重い腰を上げ片づけを決意するのです。
ちなみに私が購入したのは折りたたみ可能なコンパクトなデスク。
価格:21,762円 |
そんなデスクすら置くのをはばかられる状態だったんですね。いま思うとゾッとします…。
しかしこの片付けを三か月かけて(戸建てまるごとなので)やったことで
後に自宅サロンを開業できることになったのは、このときの決断が大きかったと切に思います
『片づけ本』との出会い
重い腰を上げたはいいものの、大掛かりな片づけなどしたことがなかった私。
やるからには押し入れの中もひっくり返してしまおうと思っていたので、中途半端にやったのでは最悪な結末になりかねません。
調べたいことがあるとすぐに本屋に向かう昭和な私。困ったときは本だよ本!
そしてこの時購入した本が、その後の生活を一変させます。
その本が、こんまり(近藤麻理恵)さんの
【人生がときめく片づけの魔法】
改訂版が発売されています!
価格:1,188円 |
価格:1,188円 |
またガチの有名どころだねぇ。
実はこの本を買うちょっと前に、テレビでこんまりさんをモデルにしたドラマやってたんだよね!(仲間由紀恵さん主演で)
一巻と二巻をまとめて購入し、鬼のように読み進めました。
部屋別ではなくジャンル別で
どこから手を付ければいいのか分からない断捨離。
部屋ごとや場所ごとに片づけるのではなく、まずはいたるところに散らばっているであろう衣類を一か所に集めて仕分けします。
仕分けの仕方は
- 捨てるもの
- 捨てないもの
- どちらか迷っているもの
まずはこのように分けておきます。
ポイントは『迷っているものを出してよい』というところ。
捨てるものと捨てないものをある程度選別した後、改めて迷ったものを再度選別していきます。
それって二度手間じゃないの?
いきなり捨てるものと捨てないものに分けると、捨てないものの量が凄いことになるから必要な過程なのよ。
これを二度目、三度目と繰り返すことによって、必要なものと不要なものの選別ができるクセがつくのです。
最終的に残った『捨てないもの』=『必要なもの』は驚くほど少なくて気持ちもスッキリしているはず!
ちなみにカバンや靴も”衣類”に分類されるので、クローゼット内は順次こなしていきましょう。
趣味のものや思い出のものは、捨てることに抵抗が無くなった最後の最後に仕分けしていきます。
最終的には家具を減らす
物が多いから必要だった収納家具ですが、モノがなくなれば必然的に不要になります。
この家具があるから何か入れないと…
などと考えて収納家具を処分しないのは愚の骨頂。
家具は空間を占拠して、生活導線の邪魔をします。『収納する場所がある』と思うと、また物を増やしてしまう原因になりかねません。
家具を処分すると、それまで塞がれていた場所に観葉植物を置けたりもします!
インドアグリーンは環境学の観点からも、非常に良い効果をもたらしてくれるでしょう
ちなみに我が家は、全ての壁が家具で塞がれていました…
片づけを敢行していくと必要な家具も変わってきます。
もちろん利用できる収納家具や、どうしても気に入っているものはきちんと活用しましょう。
逆に貰い物で気に入っていなかったり、汚れているものは処分した方が良いです。
我が家にもあったよ、開かずのタンスが…
開かずの…?ってどーゆうこと??
タンスの前に物が置いてあるから開かないのよ(笑)
なんかもうコントに聞こえてきたよ(笑)
これは母親のタンスだったのですが、中からは母が二十代の時に着ていた洋服がわっさわさ出てきました。当然着ないものばかり。
中身を選別してもらった後、タンスの処分に大反対をくらいつつも…どでかいそのタンスはリサイクルに出しました。
娘の学習机もほとんど使用しなかったのでとてもきれいな状態だったのですが(笑) 必要として下さった方に引き取ってもらいました。『今度はたくさん使ってもらえるといいね』と呟いて送り出したのを思い出します…(遠い目)
やるときは徹底的にやる!
中途半端はリバウンドの元です。
リバウンドというか、むしろ”散らかして終わり”というパターンが一番いけません。
そうならない為にも、一度スイッチを入れたらとことんやりきるのが得策です。大掃除ならぬ大片づけは、一日や二日で終わりません。
そして『捨てる』と一度判断したものは、さっさと処分しましょう。
私の場合は近くにゴミ処分場があり、ある程度まとめて車で持ち込んでいました。
でも、ゴミを出すのもお金がかかる時代でしょ?
私が住んでいる地域は、市内に住んでいれば一定の重量を越えなければ無料なんだよ!すごく助かった。
それは大きいね!でもみんながみんなそうじゃなくない?
そうだね、各自治体のホームページとかよく見てみるといいよ。とはいえ将来的には有料になりそうだけどね。
感謝の気持ちを込めて捨てる
大掛かりな片づけは物を捨てたりして処分しますが、決して『モノを粗末にする』という事ではありません。
モノを大切にするために処分するのです。
矛盾してません?捨てたら普通にもったいないし。
しねーよ。
言い方!!
例えばよく聞くのが、”使いもしない紙ぶくろを取っておく”という行為。
紙ぶくろはいつまでも使わず取っておくと、劣化したり湿気を溜め込んでカビが発生したりして結局燃えるゴミになってしまいます。
でも”紙ゴミ”として資源回収に出せばリサイクルされるのです。
毛玉だらけのニットとて同じことで、自分ならもう着ないものが世界のどこかで誰かの身体を暖めてくれるかもしれない。
我が家で最も物議をかもしたのは”雛人形”と”五月人形”です。
えぇっ!!捨てたの!?
ひとつひとつ新聞紙にくるんでね。めちゃくちゃ謝ったよ(人形に)
我が家ではもう、どちらの人形も飾らなくなって十数年が経っていました。
飾ってもらえない人形がどれほど可哀想か、想像力があればわかることですね。処分方法は考えましたが、学習机のときとは違って誰ももらってくれる人はいなかったのです。
『ありがとう ごめんね』
処分中、人形以外にもたくさん言いました。
なんか切ないね…
それまでサボってきた代償だね、因果応報ってやつですよ。
くれぐれも覚えておいて頂きたいのは、選別するものを使えるか使えないかで判断してはいけません。
自分が”使いたいか使いたくないか”で判断することが大切です。
”こんまりさん”は『ときめくか、ときめかないか』で判断しろと言っています。
まとめ
こうして取捨選択を繰り返していくうちに、環境や人間関係、全てにおいて”必要なものか・不要なものか”の判断ができるようになっていきます。
もちろん個人差はありますし、全ての人に通用することではないとは思います。
でも『大片づけをしよう!』と思った時点で、何かを変えたい自分がいることもまた事実です。
この記事を読んでくださったあなたには、その気持ちを是非大切にして頂きたいと思います。
あなたを変えるのはあなたですよ。
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