お客様は”神様”ではなく”恋人”という持論
他人にはなかなか受け入れてもらいにくいこの持論
『お客様は恋人です。』
この気持ちを持つまでには37年と言う長い年月がかかっています(笑)
コミュ障の私が、”満を持して”職業にしたネイリストという仕事
人間嫌いで、過干渉を極端に嫌う私は
昔から『変わった子』として扱われてきました。
なにその切ない話…
安心してください。切ないのはここまでです(笑)
この持論に込められた想いは、
神はオーナーである自分であって、お客様はあくまで『愛すべき存在』
という、一見傲慢にも思える考えから成り立っています。
全てのお客様が女性という事実から見えること
言わずもがな、ネイルサロンのお客様は99%が女性です(内面も含めて)
つまりネイリストが『理想の恋人』を意識することで、自然とお客様の話を聞いたり興味を持った質問を投げかけたりできるのですね。
んん?『演じろ』ってこと?
違う!『恋しなさい』ってこと!
ちょっと何言ってるか分かんないです…
共感能力の低いカエルめ…!
イメージとしては、少女漫画のヒーローを想像してもらえると早いですね
お客様の理想の男性像までは分からないので、あくまで自分のなかでの”誠実な恋人像”がベースになってくるのですが
好きな人を目の前にして、横柄な態度や黙って黙々とネイルだけしている塩対応ができるんですか?という事なのです
例えば・・・
目の前の相手が好きな人なら
- 寒く(暑く)ないかな?
- ドリンクなに飲む?
- こんな色が似合うんじゃないかな?
などなど、ひとつ進んだ気遣いができるんですね。
あくまで当社比ですが(笑)
お客様の前でスマホを一切見ないのも、電話予約を受け付けていない(お客様の前で電話に出ない)のも、私自身の”好きな人を目の前にした時の態度”であったりします
恋愛スタイルをバラしていくね(笑)
むしろ私が目の前でスマホをいじっていたら、その相手には興味が無いと言っているのと同等だという事ですな。捨て身(笑)
この接客態度を《心地良い》と感じてくれる人たちが、常連客となってくれるわけですね
もちろんお客様が必要とする技術があるのが大前提とはいえ、息がかかるほどの距離に居ながら相手の目を見て話せないという特殊な状況下のもと
自分のファンになってもらうにはそれなりの気持ちが必要という事です。
愛されるネイリストになるには愛すること
『愛される』と言ってしまうとちょっと大げさかもしれませんが
対象がお客様となれば、当然ビジネスが主体としてあるのでギブ精神だけではうまくいきません。
・相手が求めて来てくれたとき、相応またはそれ以上の何が与えられるのか?
・他店との差別化をはかったとき、優れているところはどこなのか?
自分の無力さと向き合わなければならないので、辛い作業になることは必至ですが
ここが『選んでもらえるネイリスト』の違いになってきます。
もちろん、嫌われる人には嫌われるよ(笑)
笑顔で言う事じゃなくない?
合わない人に来てもらう必要はないからね!時間を守ってくれなかったり、ドタキャンするお客様はお客様ではないよ。
この精神を持っていれば、MLM(マルチ商法)や安さ目当ての人、クレーマーなどを遠ざけることができるのでおすすめです。
自分を愛してくれるお客様を集客する
自分の好きを仕事にする。自分の得意を仕事にする。
私は小さい頃から夢だった『自分の生み出したもので誰かを笑顔にして、それで食べていく』それを叶えました。
ネイリストという仕事が、その夢を叶えてくれたのです
でもだからこそ、簡単ではなく色んなモノを吸収したり協力してもらったり、疲弊したり瀕死になりながら掴んだことを
【ネイリストは誰でもできる】なんて簡単な言葉で片づけたりはしません。
ネイリストでなくても、それが全く違う道だったとしても
お客様を迎えるお仕事なのだとしたら、相手を恋人だと思えば間違ったことは間違っていると言えるし無理な要求はNOと言えるのです。
自分を愛していない人間は誰からも愛されない。それはネイリストも一緒です。
自分がお客様を大切にしている気持ちと同様に
お客様にも大切にしてもらえるネイリストになりましょうね!(^^)
コメント