”ダサいネイルデザイン” はやりたくない!ネイリストの本音
当然のことながら、お客様ひとりひとりお好みのデザインは違います
ですがネイリスト側にも好みや得意分野と言うものがあり、正直自分が『なんじゃこりゃ、ダサいな…!』と思うデザインはやりたくありません(笑)

心の声が漏れ出しているね(笑)

もちろんお客様の前では、こんなあからさまな態度とらないよ(笑)
接客スキルの見せ所!得意分野への誘導方法
常連様とは違い、ご新規のお客様が来店する理由はさまざまです。
- 近いから
- いつものサロンに行けなかったから
- たまたま空きがあった
- デザインが好き
- ネイリストと気が合いそう
4と5については割と”こちら寄り”で、ネイリストやサロンスタイルに好感を持ってくれているためそもそもサンプルから選んでくれる場合が多いのですが
十中八九、こちらの提案に乗ってくださいます。

例えばどんな風に誘導するの?

いい質問だ!!
自然な誘導例
- こちらのカラーの方が指がキレイに見えますよ
- 季節感出してるネイルって素敵ですよね
- 最近流行ってるのはこんなの(説明)
これらを話しているうちに自然と得意分野へ誘導できます
決して無理強いではなく、いかに自然に誘導するかがポイント!

ここを間違えると、帰ってから不満が出てくる事態になりかねんからね…

そんな先まで見越さないといけないのか(笑)
他サロンのデザインを持ち込みさせないための対処法
上記の方法は初級編です
問題は1~3の理由でお越しのお客様…
特に2の他店の常連であるお客様は、普段からダサいネイルをしているので『こちらの方が似合いますよ』なんてセリフは絶対にタブーです。

普段からダサいネイルしてるしてるとかどえらい事言うな

”ダサい”の定義は人それぞれだから大丈夫。…な、はず(笑)
基本的に《派手なデザインを好むお客様は我が強い》ので(笑)
そういったデザインを持ち込まれたときは事実のみを告げることを心掛けています。
例えば…
- デザインの持ち込み料がかかる
- パーツが多いので値段が跳ね上がる
- 正直にできないと告げる
そもそもウチは【エレガント系】のデザインで統一しています。
そのため、そのスタイルにそぐわないデザインの持ち込みは《持ち込み料》を頂戴することで、そもそものデザインアンマッチを防ぐことができます

持ち込み料があるなんて嫌がられないの??

それが狙い。嫌なら来ないでしょ?ちゃんと予約の注意事項に記載してるから、お客様が知らなかった場合でも堂々と主張してるよ!

なるほど、予防も大事なんだね

『ネイリストはどんなデザインもできなきゃダメ!』なんてことは無いの。必要なのはお客様に対する誠意。
『できない』事を恥じずにしっかり告げるメリット

断るという事に罪悪感を感じて、できもしないキャラネイルを引き受けてしまった…
なんて話はよく聞きます。
仕上がりは散々で、某国のパクリキャラが仕上がってしまったと嘆いてももう遅い…
SNSで晒されてからでは言い訳もできませんよね。

得意・不得意があるのは恥ずかしい事ではない!
『お客様が望んでいるから』『できないとは言いたくないから』
もちろん『このデザインはダサいのでやりたくありません』なんて言ってはいけませんが(笑)
キャラクターネイルなんていうのは、安易に引き受けてはいけない代表格ですね。
私自身、同人誌など描いてきた人なので描こうと思えば描けますが…
そもそも爪に描くだけでハードルが上ががるのに、加えてジェルと言う扱いにくい素材を使ってキャラクターを描くなど…
相当練習しなければ顔の輪郭すらまともに描けません!
ここを理解せずに引き受けてしまうと確実に時間もかかる上にストレスが溜まりますし
出来ないデザインを安易に引き受けて粗末な仕上がりになったとき、お客様はもちろん自分も信頼を失うという大損をしてしまいます。

特にネイルの写真は見ただけじゃどうやってやってるのか分からないものが多いからね。

そういうもんなの?

そうだよ、『どうやっているか分からないのでできません』ってお断りしたこともある。それで怒られたりしたことは無いね。

そもそもキャラネイルは著作権ひっかかるしね

専門店行くのがよろしいね(笑)
デザインをお断りするというのは、個人サロンをしている立場でないと簡単に出来ることではないと思いますが
苦手なものを寄せ付けないためには、こういった対応の一回一回が『今後のサロン運営に影響する』重要な事項だということを胸に止めておいてほしいところです。
まとめ:SNSを自分色に染めるのが一番!
ダサいダサいと連呼してきましたが(笑)
私のデザインをダサいと思うネイリストも確実にいるわけで
何がダサくて何がイケてるかは個人の感じ方次第です。
―となると、やはり一番の予防法は
自分のデザインをSNSに投稿しまくる事ですね!
そのときに、サロンコンセプトに合わないデザインは載せないのが賢明です。

ホームページやインスタ、ブログなど思いっ切り自分色に染めちゃおう!!

ゆかえるも最初は『上手くできたから~』とか言って天然石ネイル上げてたよね(笑)

黒歴史を暴露するんじゃないよ…
自分の色を出していけば、その色が好きなお客様の目に留まるわけですが
それとは逆に、来てほしくない人の目には留まらないのですね。
大好きなお客様と、大好きなネイルデザインだけをして過ごす…
そんな夢のようなサロンが手に入るかもしれませんよ♡
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